オゾンとは?
オゾンは,大気中に透明な気体として存在する物質で,太陽の紫外線や雷の放電によって生成され,空気中にも微量含まれています。オゾンは地上から約30km上空の成層圏にあり,地上付近1気圧0℃の条件に集めると,オゾン層の厚さは2~3mm程度で,濃度が10~20ppmとなります。
このオゾン層が太陽からの強い紫外線を約95%吸収し,私たちの暮らす地上への紫外線の到達を妨げているのです。もしオゾン層が存在しなかったら,この地球上に私たち人間だけでなく植物・細菌も生存できないと言われています。
オゾンが選ばれる8つの理由
01.自然界にも存在
地球の周りのオゾン層は
紫外線から私たちを守る働きをしています。
02.様々な分野で利用
オゾンの殺菌・脱臭・空気洗浄力は
塩素の約7倍。ウイルスにも有効です。
03.残留毒性がない
オゾンは時間が経過すると酸素へと
変化し,空気中に残りません。
04.隅々まで殺菌できる
オゾンは気体なので隅々まで行き渡り,
均一に殺菌・脱臭ができます。
05.耐性菌ができない
オゾンはウイルスや細菌を核から破壊する
ため,耐性菌による2次汚染がありません。
06.高い汎用性
オゾン殺菌は木材や布などほとんどの
材質に適しています。(天然ゴムを除く)
07.前処理・後処理は不要
オゾン処理からオゾン分解まで自動運転で
行うため,前処理・後処理は不要です。
08.低ランニングコスト
オゾンは酸素が原料なので、薬剤の購入や
保管が不要です。
※オゾンの安全性について主要各国で”オゾンの作業環境基準”が設定されております。我が国の産業衛生学会許容濃度委員会は,1985年に0.1ppmを
労働環境における許容濃度としており,1日8時間・週40時間程度の労働時間中にオゾン暴露濃度の算術平均値がこれ以下であれば,健康上は悪影響が見られない濃度としています。