内視鏡リユースの
スタンダードがここにある。

内視鏡の洗浄とオゾン水を用いた消毒の手順

洗浄・消毒・保管のポイント
POINT
消毒前にまず洗浄
用手による洗浄工程を省くと、その後の洗浄消毒機での工程で菌やウイルスを殺滅しきれない可能性があります。洗浄剤には、血液や体液などの汚れに対し、優れた洗浄力を発揮するアルカリ系洗浄剤が適しています。
POINT
清浄度評価
洗浄作業は、確実な消毒をするためには非常に重要な作業です。ATPふき取り検査法(A3法)を用いれば、目視で確認出来ない内視鏡管路内の汚れも、数値で確認する事が出来ます。内視鏡洗浄の質の向上の為、定期的に清浄度評価をする事をお勧めします。
POINT
ワンショット!
消毒ごとにオゾン水を毎回生成、安定した消毒効果を発揮します。内視鏡の検査間での消毒剤の使い回しないため、衛生的であり、使用回数管理の煩わしさがありません。
POINT
内視鏡の保管
乾燥によって、微生物が残留する危険性を減少させるだけではなく、微生物による再汚染の危険性を減少することができます。ボタン類などの付属品を外し清潔な乾燥した保管庫に保管してください。
内視鏡ソリューションの一例
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01.内視鏡に使われている オゾン水とは
オゾン水の化学
オゾン(Ozone)とは、「O3」と表記される酸素原子3個からなる気体です。特有の生臭いにおいがあり、ギリシャ語の「Ozein」(におう)が語源となっています。
オゾンO3は、酸素分子O2に高電圧などのエネルギーを加えることで生成できます。一方で、生成されたオゾンO3は非常に不安定なため、元の安定した酸素分子O2になろうと、余分な酸素原子1個を常に手放そうとしています。このとき、何か反応しやすい物質が近づくと、直ちに酸素原子1個を手放して酸素分子に戻り、近づいた物質は酸素原子を受け取る=「酸化される」という反応が起こります。

この生成から反応の一連のサイクルがオゾンの特徴そのものとなります。なお、オゾン水はオゾンガスを水に溶け込ませたもので、オゾンガスと同様の特徴をもっています。オゾン水は、広範な微生物(一般細菌、真菌、抗酸菌、芽胞、ウイルス)に対して殺菌活性を持っています。
各種細菌およびウイルスに対するオゾン水の消毒効果

<実験方法>
オゾンガスの注入により0.5comの濃度に保持したオゾン水へ、供試菌造およびウイルス液を消下し、5分開作用させた後、中和して作用を止め、残菌数を測定した。
オゾンで効果が期待出来る細菌およびウイルス

5分間で
各種細菌およびウイルスを
検出限界以下に殺菌
-
芽胞菌に対する殺菌効果
-
各種ウイルスに対する不活化効果
02.内視鏡を用いた臨床試験結果
内視鏡検査終了後の内視鏡を用いて、臨床試験を行い、
外表面および管路内に付着した細菌・ウイルスの殺菌を確認
内視鏡をまるごと殺菌
- 対象
-
上部消化管?視鏡:30本
下部消化管?視鏡:30本
- 方法
- 内視鏡検査終了後の内視鏡を用いてガイドラインに基づき、管路のブラッシングと洗浄剤による一次洗浄を行った後、OEDにて自動消毒を行い、消毒後の内視鏡の①外表面(綿棒による拭き取り方法)と、②管路内(生理食塩水を流し、その液を採取する方法)の消毒について、それぞれ寒天培養試験を行った。

- 結果
- 培養試験の結果は上部30検体と下部30検体において、内視鏡の①外表面、②管路内共にすべて陰性であった。
- 対象
-
上部消化管?視鏡:30本
下部消化管?視鏡:30本
- 方法
-
回収サンプル
①?視鏡検査後
1)鉗子口より滅菌精製水を注入し吸引口より回収
2)内視鏡先端から滅菌綿棒により擦過摂取した検体
②前洗浄後(用手洗浄後)
③オゾン水洗浄後 ※オゾン水(0.5ppm)x5分周作用 1症例6検体X20本=計120本
- 結果
-
検査直後の回収サンプル計40検体中35検体に一般細菌が認められた(残存率87.5%)
用手洗浄後の回収サンプル計40検体中9検体に一般細菌が認められた(残存率22.5%)
オゾン水洗浄後は全ての検体で一般純菌は検出されなかった(残存率0%)
嫌気性菌はいずれの検体にも認められなかった(残存率0%)
肝炎ウイルスはPCR法の結案いずれの検体にも認められなかった(残存率0%)
Helicobacter pyloriは1検体で検査直後の内視鏡先端に認められたが.オゾン水洗浄後は検出されなかった(残存率0%)

内視鏡ソリューションの製品群



ATPふき取り検査法(A3法)とは
ATP、ADP、AMPとは?
生物のエネルギー源として存在する物質です。ATP、ADP、AMPが存在するということは、そこに生物あるいは生物の痕跡が存在する証拠です。医療現場では、血液、体液、排泄物などのヒト由来の汚れが存在するということです。汚れは細菌のエサにもなり、細菌が増殖しやすい環境であるとも言えます。

生物に由来するものに広く存在します

ヒト由来の汚れや微生物等にも含まれます
清浄度(洗浄)が評価できます!
汚れの中にあるATPを、ホタルの発光反応を用いて測定します。ルシフェラーゼにより、ATPがAMPに変換される際に生じる光の強さでATP量が測定できます。さらにATPふき取り検査(A3法)は、ADP、AMPをATPに変換し測定するので高い発光量を得る事が出来ます。


「用手洗浄」後の清浄度を数値で見てみませんか?
医療機器を確実に消毒するためには、事前の「用手洗浄」が非常に重要な作業となります。
ATPふき取り検査法を用いれば、洗い残した汚れを数値として「見える化」します。
例えば、内視鏡で最も汚れが残りやすい部位は鉗子口です。清浄度をチェックしまみませんか?


残留時間:2020年6月 国立感染症研究所の発表より
【付着菌 除菌性能】 試験機関:北里環境科学センター/試験方法:ウイルスを含む液0.1mlをプラスチックシャーレに広げて風乾後、160L容積の装置内でオゾンガスに曝露。曝露後のウイルス感染価をTCIDで評価。
【浮遊菌 除菌性能】 試験機関:北里環境科学センター/試験方法:31.66m2の空間中の空中浮遊菌をカウント後、装置を運転することで除菌性能を確認。オゾン殺菌脱臭機(OV-10)を使用。
運転モード:空気吸引運転、風量:高2.7?/min(急速モード)、フィルタ:あり運転で実施。
【脱臭性能】 試験機関:北里環境科学センター/試験方法:5.8?(1.8 x 1.8 x 1.8m)チャンバ中にeZ-10を設置した後、臭気物質を注入し、装置を運転しすることで脱臭効果を確認。オゾン殺菌脱臭機(eZ-10)を使用。運転モード:空気吸引運転、風量:強(急速モード)、フィルタ:あり運転で実施